ペコロスの母に会いにいく

有名な本ですので読まれた方も多いと思いますが、このたび、やっとじっくり読むことができました。
長崎で認知症のお母様の介護をする日々を綴った漫画です。

お母様が放たれる自在な記憶に翻弄されつつも、その記憶にあわせて「ああ、そんなこともあったなあ。」と思いをはせたり、お母様だけに見える、先に亡くなったお父様の姿を想像してみたりする作者(ペコロスさん)の心のあり方がとてもすばらしく感じました。
介護の記録でありながら、時空次元を自在に行き来しているタイムトラベル記、、という感じもします。

続く、「ペコロスの母の玉手箱」でお母様は亡くなってしまいますが
お父様に抱かれて、童女のようにくるまれたお母様が、

「空にゆっくり落ちていきましょうで 
ゆっくりゆっくり
思い出がパラシュート」

というイメージに圧倒されました。

そして九州弁の会話がとても懐かしく、今も自分の中に息づいている・・・。
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by hegetare-tsuma | 2014-12-12 09:39 | へげたれ文庫