華麗なる恋の舞台で

アネット・ベニング、私の好きな女優さんのひとりです。

若い頃は「?、美人なのかな?」と、今ひとつ彼女の魅力がわかりませんでしたが、
潔い演技、暖かでかぐわしいニオイを画面から感じるようになりました。(実際、いいニオイがしそうです。嗅いでみたい♪)
くわえて、料理上手というお話をきいてさらに好感度アップです。

で、オットーが留守なので夜更かししてアネット様主演「華麗なる恋の舞台で」を観ました。

1930年代、成功している舞台女優(アネット・ベニング)と、その劇場を経営する夫(ジェレミー・アイアンズ)。
成功し、名声を得ている彼女ですが単調な毎日に鬱屈し、仕事を休みたいと切望しています。
そんなとき、息子と同年代のアメリカ人の青年と恋におち、恋の刺激と喜びによって彼女は輝きを取り戻します。
しかし、そんな恋も長くは続きません。
彼女達の前に若手の女優が現れたことによって、関係は終わってしまいます。

※ここから多少ネタバレになりますが、ネタはバレても十分楽しめる!映画ですよ~。

その若手女優は野心まんまんなので、アメリカ人青年をとりこみ、息子、さらには劇場経営者である彼女の夫をもとりこみ、彼女の新作芝居の役をとりつけます。
彼女はショックをうけつつも、その若手女優、アメリカ人青年、夫に対してある意趣返しをたくらみます。

・・・というのがラストで、ここが痛快というか爽快な見せ場にもなっています。
「意趣返し」は「復讐」ともとれるのですが、全然陰惨にならないところがこの映画によいところです。
なぜ陰惨にならないのか?
それはやはり、意趣返しを受けた夫がそんな彼女を「君はすばらしい!最高の女優だーー!!」と讃えたところにあるのかと思います。
いやー、普通だったら面子をつぶされて「なんだこれは!?」と怒りそうなもんですが、筋金入りのショーマンシップの持ち主なのでしょう。
もう、彼女のすばらしさに大興奮ですわ。
e0241833_9393135.jpg

そして、ひと仕事を終えた彼女は、とりまきや友人との打ち上げではなく
ひとり静かにレストランで、ビールを一杯飲み干すのです。
その表情のすがすがしく、満ち溢れたこと。
女は若さや美しさだけで語るべきではないのですよ!
「私の中のもうひとりの私」のジーナ・ローランズにつぐ、アネット様絶品の表情でした。

それにしてもショックだったのは、こんだけいい映画だったのに
観たことを忘れてました。
終盤になって「あれ?これ・・・観たわ。」を思い出す私。やばいねぇ・・・
[PR]
by hegetare-tsuma | 2012-08-24 09:50 | 観たもの