ミレニアム3部作、舟を編む

「ミレニアム」3部作、読了しました。

1部「ドラゴンタトゥーの女」
日本でたとえるなら、「犬神家の一族」か?という感じのゴシックサスペンス。
とりあえず勢いがあるので、ガシガシ読みました。

2部「火と戯れる女」
ヒロイン、リスベットの大変な過去が明らかに!!
1部で得たありあまる金の使い道が、異様にちまちましている・・・。

3部「眠れる女と狂卓の騎士」
何・・・?このタイトル?ハリポタか?
すいません、ざざーっと読みました。

2部、3部と進むにつれ、読む気をなくした私。
なぜでしょう?と考えるに、
主人公ミカエルが嫌いだからということに気づきました。

ミカエルは敏腕ジャーナリストらしいが、本質は・・・ギャルだ。
気のない人でも、誘われればベットイン。
振った女には「友だちでいようね。」を連呼。
振った女の家で勝手に風呂に入り、湯上りの素肌をさらしておきながら、
「君とは友だちだね。」
・・・・愛称は「ミッケ」っていうのも、なんかな。
もう、個人的な好悪の情ってやつなのかもしれません。

「舟を編む」三浦しをん
三浦さんはいつも、地味~な職業を素敵なキャラクターで彩りおもしろく読ませてくれます。
「神去なあなあ日常」=林業、「仏果を得ず」=文楽、「星間商事㈱社史編纂室」など。

今回は、「大渡海」という辞書を編纂する編集部の、永きにわたる努力を綴ったお話です。
言葉の収集、原稿依頼、校正につぐ、校正。
とくに校正の場面・・・会社員時代を思い出します。
一文字一文字をおっていく作業・・「若さが、若さが吸い取られていく~!!」と何度
心の中で絶叫したことか。
しかし主人公達は情熱と、言葉への愛をもってその地道な作業を繰り返すのです。
ま、まぶしいっ!

どんな作業にも楽しみと情熱、誇りを見出すことの大切さ。
忘れないようにしたいものです。
と読後、非常にやる気になるのもこの人の本の良さかと。
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by hegetare-tsuma | 2012-03-15 14:47 | へげたれ文庫